著者は先日はじめてのAmazonデバイスとなるタブレット端末、Fire HD 8を入手して電子書籍リーダーなどとして便利に毎日のように活躍してもらっています。
8インチ画面機のコンパクトさがとても使い方にフィットするんです。
Fire HD 8の2020年版は充電用コネクタにはType-C形状のUSBコネクタを搭載しているのですが、お試しであれこれUSB接続の周辺機器を接続して遊んでみていたんです。
そうしたら1万円で入手可能なエントリークラスのタブレットであるにもかかわらず、しっかりとUSBホスト機能(またはUSB OTG)対応であることが分りました。USBメモリがしっかり利用できたんですよね。
と言うことになったらやってみるのがUSB DACの接続。100円ショップで対応するケーブルを買ってきて早速あれこれ試してみました。
USB DACが使える!
手元の機材同士であれこれ接続を変えながら使えるかどうかのチェックを行なってみました。その結果、キチンとハイレゾ対応のUSB DAC機能付きヘッドフォンアンプが使えることが分ったのです。
ただ、どの機材でも接続可能なわけでもないようで、手元の機材にも認識してくれないものもありました。
Fire HD 8にUSB経由で接続して利用できたUSB DACはエレコムのEHP-CHR192でした。
これに対しFiiOのQ1MkIIはダメ。充電だけは出来ますが音源として認識されず、接続しても再生音はFire HD 8のスピーカーからの出力のままでした。
USBオーディオクラスのバージョンの関係なのかもしれません。(恐らくエレコムのUSB DACはクラス1、Q1MkIIはクラス2対応)
とはいえ元々音楽用として作られたUSB DAC内蔵ヘッドフォンアンプが使えるのは朗報と言えます。
1万円で手に入るタブレットとしてはFire HD 8内蔵のサウンド回路、ヘッドフォンアンプもかなり頑張ってると思うんですけれどね。やっぱり音の空間的・音色的な分離が少し甘いです。あと、かなりのドンシャリサウンド。
ヘッドフォンアンプを追加すれば1ランク、2ランク上の音でさまざまなコンテンツが楽しめるようになります。
で、FiiOのQ1MkIIの方なのですが、全く使えないかというとそういうわけでもなく。
Q1MkII、Fire OS単体では認識出来ませんでしたが、ソニーのMusic Centerをインストールしてそちら経由で音楽を再生してみるとQ1MkII経由でもしっかり音が出ました。
他のアプリでの動きを見ていると、ハードウェア的にはQ1MkIIを認識しているもののドライバーに相当するソフトウェアがなくて動かないのかな?という雰囲気もあります。
音楽再生に限定されますが、よりしっかりした再生が行えるUSB DAC内蔵ヘッドフォンアンプも使えそうです。
せっかくハイレゾの音楽配信サービスがあるのだから
Amazonにはサブスクリプション制の、毎月定額料金の支払いで音楽が聴き放題になるサービス「Amazon Music Unlimited」があります。さらにハイレゾ音源も聴き放題になる「Amazon Music HD」のサービスもあります。
Fire HD 8をAmazonの各種コンテンツのプレイヤーとして活用するとき、せっかく高音質な音楽配信サービスならそのクオリティに見合う再生が行えるとうれしいですよね。
そういう意味ではFire HD 8にUSBホスト機能をしっかりと搭載させてきたのにも実はしっかりとしたAmazonの意図が出ているのかもしれません。
マイクロSDXCカードで内蔵ストレージの拡張が簡単に行える端末とは言え、ストリーミングで本体のデータを身軽に抑えたまま音楽を楽しむのが軽快な端末であるFireシリーズには合っている気もします。
特にハイレゾ音源のデータ量はかなりの重さですからね。
動画も当然高音質に
Amazon Primeビデオで扱われる動画の方もヘッドフォンアンプの追加で、よりいい音で楽しめるようになります。
映画などの効果音の重低音表現なんかはタブレット端末の内蔵スピーカーじゃ絶対に出ませんからね。しっかりした音の再生が行えるシステムがあれば臨場感も全然違ってきますよ。
せっかくの機能なのですから有効活用したいところです。
Amazonが想定していない使い方ではありますが、Google Playをインストールすればいつもの使い慣れた音楽プレイヤーも見つかるはずです。
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