今、比較的お手軽な範囲でのオーディオ機器で最も熱いジャンルはなんと言っても完全ワイヤレスイヤフォンでしょう。
当初、上位機種、価格帯にして2万円以上のものから世に出ていましたが、ここに来て本格的なオーディオメーカー製品にも価格帯の幅が出てきました。特に最近で目立つ動きは1万円程度の、このタイプの機材としてはかなりお手頃な価格を実現した製品達の充実っぷりですね。
オーディオテクニカからもその価格帯を狙った製品が2つ登場しています。どちらも比較的シンプルな機能をお手頃価格にまとめた機種です。
1万円でおつりが来るATH-SQ1TW
よりお手頃な製品が実売価格9千円程度が想定されている「ATH-SQ1TW」です。
中身の方はかなりシンプルな構成ですが、それでもしっかりと完全ワイヤレスイヤフォンの今風のトレンドをフォロー。スマホゲームや動画視聴と相性の良い低遅延モードを備えています。
また、イヤフォンをしたまま外部の音の確認がしやすくなる「ヒアスルーモード」を搭載。イヤフォン本体はIPX4級の防水性能を備えていて、屋外などでも気軽に使えるスペックを持ちます。
イヤフォン本体のみでの連続再生時間は最大約6.5時間となかなかのスタミナ。付属のバッテリー内蔵ケースとの併用で最大19.5時間の再生が行えます。
また、実利用時の使用感に効くケースからの急速充電機能も搭載。緊急的に15分の充電で1時間の使用が可能になっています。
こちらの機種の特徴は、カラーバリエーションの豊富さ。
デザイン的にもシンプルかつ高級感がある形状になっていますが、ツートンカラーやアクセント的に光沢のある塗装部分を配することで、独自の存在感あるデザインになっているのがユニークです。
このイヤフォンもどちらかというと、装着していることを「魅せる」タイプの製品と言えるかもしれませんね。イヤフォン本体に合わせてケースの方もおしゃれな配色です。
よりタフな仕様のATH-SPORT5TW
ATH-SPORT5TWのほうは名前にスポーツとつくことから分るように、実際に運動を行なうシーンでの活用を意識した作りの製品になっています。
具体的には突然の雨へ、スポーツの汗への対応の他、水洗いにも耐える強力な防水機能に加え、砂埃の侵入を防ぐ防塵対応も行なった製品になっています。クラスとしてはIP55/IP57相当の防水・防浸・防塵対応性能を持つ製品です。
こちらのデザインの方は存在感を消す方向にシンプルなものになっています。
スポーツシーンでの活用を意識した製品ですから、耳へのフィット性も重要な性能の一つ。
ということで、耳穴に装着する部分のイヤーチップの他に、耳殻へのフィット性を確保するために本体外側に装着するフィッティングパーツを複数セットしているのも大きな特徴と言えるでしょう。
搭載するドライバーはダイナミック型で小口径な5.8mm振動板を採用。入力信号へのレスポンスを重視した作りにしているのでしょう。
こちらの機種でも外部の音の確認が可能なヒアスルー機能を搭載。Googleアシスタントにも対応します。
また、接続を行なう機器が話が対応していればワンタッチでのペアリングが可能な「Fast Pair」にも対応します。
連続再生時間はイヤフォン本体のみで12時間と、非常に長い時間の駆動が可能です。ネックバンド型のBluetoothイヤフォンの迫るスタミナ性能ですね。
さらに専用充電ケースとの併用で最大36時間ものバッテリーオペレーションが可能です。
価格の方は1万5千円程度が想定されていて、スポーツモデルとしてはやはりお求めやすい価格と言えるでしょう。
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