DUNUの新フラッグシップイヤフォンLUNAはダイナミック型1発構成

「価格破壊」と言えそうなぐらいに極めてコストパフォーマンスが高いイヤフォンを各種市場に投入しているDUNUから、同社の新フラッグシップとなるイヤフォン「LUNA」が発売されます。

DUNUは高音質で非常にコスパが高いハイブリッドタイプのイヤフォンなどで名を上げたメーカーですが、今回取り上げるフラッグシップイヤフォンのLUNAはちょっと意外なダイナミック型ドライバー1発の構成。

シンプルな構成でも十分な音のクオリティを実現できた自信があるのでしょう。

またこのイヤフォンLUNAは標準で同梱されるオプションにちょっとユニークなものが入っています。この辺りも含めてこのイヤフォンの中身をちょっと見てみます。

ピュアベリリウムダイアフラム採用

DUNUのフラッグシップイヤフォンのLUNAが搭載するドライバーはダイナミック型ひとつのシンプルな構成です。

ただしその振動板には10mmの径を持つ純ベリリムを使ったものが奢られています。

純ベリリウムはアルミニウムのわずか1/4の重さしかなく、剛性は逆にアルミの4倍。さらに応答速度(音速?)はアルミやチタンの3倍もの数値を示します。

非常にオーディオ的に優れた特性を持つ素材で、このダイアフラムを採用したことがLUNAの音作り最大の優位点と言えるでしょう。レスポンス良く、非常に正確に駆動可能なドライバーを実現しています。

純チタンハウジング

ハウジングの付帯音を減らす等、音響特性を突き詰めるためにLUNAでは純チタン製のハウジングを採用しました。

その作りはかなり徹底していて、耳の穴まで音を導くサウンドチューブまでチタン製としています。

チタンは非常に堅くて加工が難しい金属なのですが、LUNAでは装着感を高めるためにもかなり繊細なハウジングの成形を行なっています。ここにもハイエンドイヤフォンらしくこだわりの作り込みが行なわれている形です。

また、ハウジングの音響特性に影響を与えないためにケーブルを接続するためのコネクタ部はハウジング外側に独立して設けられています。そういった形状でも装着感に影響が出ないようしっかりと設計が行なわれています。

高品質ケーブルと独自コネクタ

DUNUのLUNAに付属するケーブルは単結晶銅とDHC純銀混合線を使用したハイエンドクラスのカスタム品が使われています。

またコネクタはDUNUが特許を持つ独自構造のスイッチングコネクタを採用していて、コネクタ側の付け替えで2.5mm四極バランス、3.5mmアンバランス、4.4mm五極バランスの接続に対応できるようになっています。

USB Type-Cコネクタ接続用のアダプタ付属

LUNAがさらにユニークなところは、最近増えてきたイヤフォンジャックを持たないスマートフォンに対応するために、USB Type-Cコネクタに直結できるアダプタ、というよりはUSB DAC内蔵ヘッドフォンアンプを添付しているところです。

スマホにオマケで付いてくるようなイヤフォンアダプタとは異なり、かなり本格的なUSB DACとなっています。

心臓部のDACチップにはESS社のESS9118を搭載。

PCM形式は32bit/384kHzまで、DSD形式もDSD256のデコードに対応できるようになっています。

イヤフォン自体の周波数特性は5Hz~40kHzでハイレゾ対応のスペックを持ちます。インピーダンスは16Ωとなっています。

価格の方はこだわりの作りだけにさすがな19万8千円程度。DUNUのフラッグシップがどんな音を出してくれるのか、楽しみな製品です。