「ポタ研」2020冬から面白そうなモノをピックアップ

通称「ポタ研」、ポータブルオーディオ研究会の冬版が開催されました。

このポータブルオーディオ研究会はAV機器の専門店であるフジヤエービックが開催する展示会なのですが、1企業が行なっている商談会に近いもののはずなのにいつの間にかすっかり日本におけるポータブルオーディオ界隈のエキスポの最大規模のものになっています。

製品化が決まったものや既に販売されている商品のみではなく、オーディオメーカー各社が開発中の製品、コンセプトモデルまで、まだ商品化が出来るかどうかも分らないような製品まで持ち寄って発表を行なう一大イベントになりました。

そのポタ研の今年の冬の部から面白そうな製品をピックアップしてご紹介します。

あのfinalのお手頃価格のイヤフォン

finalはコストパフォーマンスが高いイヤフォンを各種製造しているメーカです。が、高音質イヤフォンのエントリー機、的なポジションになる1万円程度の製品があまりありませんでした。

そのfinalが1万円程度での販売を目指して開発している製品が展示されました。

同社のB seriesの筐体を使った製品で、新開発のダイナミック型ドライバー1発の構成です。

開発陣の感触としては1万円クラスとは思えない音を出すイヤフォンになりそうな手応えがある、だそうです。

qdc Uanus

今、イヤフォンの世界でも中国ブランドがすごく元気です。価格からは想像できないような物量を押し込んだ製品をどんどん市場に投入してきて、音質面でも高い評価を得る製品がたくさん世に出ています。

qdcのUranusもそんな製品の候補の一つです。

10万円クラスの上位機種のノウハウを活かして、低域用のダイナミック型ドライバーと中高域用のBA型ドライバーのハイブリッド構成を取るイヤフォンに仕上げています。

3万円+αで手に取ることが出来ます。

Ausoundsの完全ワイヤレスイヤフォン

あまり聞かない名前のアメリカのメーカーですが、かなりコスパが良い製品を出しているようです。アメリカ国内で製造まで行なうと人件費が馬鹿になりませんから、製造は中国深センあたりに依頼するファブレスメーカーなのかもしれません。

ハイブリッドなアクティブノイズキャンセリング機能を搭載したAU-Stream Hyblidが2万2千円程度での販売になっています。

メジャーメーカー製だとこのタイプの完全ワイヤレスイヤフォンはだいたい3万円程度が相場ですから、かなりの高コスパです。

ハイブリッドタイプではないノイズキャンセリング機能を搭載した下位モデル、AU-Stream ANCも準備されます。

また、ネックバンドタイプのBluetoothイヤフォンもラインアップしているメーカーですが、中高音域用には平面駆動型のドライバーを搭載するなど、かなりハイエンド指向の製品になっていそうです。

恐らくこのイヤフォン自体はハレイゾ対応レベルのもので、コーデックにはLDACも使えるようです。

フェネクスをモチーフにしたA&futura SE100 PHENEX

Astell&Kernからは既に発売されているハイレゾ対応のポータブルプレイヤーA&futura SE100のスペシャル版が展示されました。

機動戦士ガンダムNTとのコラボ製品で、同作品の中に登場するユニコーンガンダム3号機フェネクスをモチーフにした各種の装飾が行なわれています。

単純なプリントではなく、蓄光塗料を使ってフェネクスのサイコフレーム部分が光るギミックつき。すごい凝った作りですね。

ベースになったプレイヤーがプレイヤーですので、かなり高価な製品ですが、こだわりの一台として所有欲をくすぐられる方もいらっしゃるかも。

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