ソニーからお手頃価格のUSB Type-C直結型イヤフォン

ソニー SONY ステレオイヤホン USB Type-C接続専用/ハイレゾ対応/操作ボタン・マイク付 2019年モデル STH50C

Appleのスマートフォンでは数年前からアナログのイヤフォンジャックが省略され、同社が使っているデジタル接続のコネクタであるLightningコネクタに直結できるタイプのイヤフォンが周辺機器のトレンドの一つになりました。

Android系のスマートフォンでもそれに近い状況が生まれつつあり、やはりアナログのイヤフォンジャックが省略される機種が少しずつ出てきました。

こちらではスマートフォンに搭載されるデジタルインタフェースのコネクタがUSB Type-Cとなっているので、これに対応するイヤフォンアダプタなどがスマートフォンに付属するケースが増えています。

このタイプのスマートフォンの増加を受け、USB Type-Cのコネクタに直結できるタイプのイヤフォンが少しずつ世に出始めました。そんな製品がソニーからも登場しています。

店頭予想価格が7千円程度とお手頃なSTH50Cです。

なにげにハイレゾ対応

iPhoneなどのLightningコネクタと同様にUSB Type-Cコネクタにも当然のことながらデジタルデータしか流れません。

このためここに直結してイヤフォンを鳴らすためには、イヤフォン側にUSB DACとヘッドフォンアンプを内蔵する必要があります。有線接続のイヤフォンそのもののカタチとサイズながら、実は非常にコンパクトなUSB DAC内蔵ヘッドフォンアンプとアナログのイヤフォンが一体化された製品というわけです。

こういった構造なので、内蔵するDACやヘッドフォンアンプの作り込み次第で音質面などが結構変わってくるタイプの製品です。

AndroidスマートフォンのUSB端子からは音源データ自体がハイレゾのものならば、ハイレゾ音源そのもののデータを外部に出力することが出来ます。ですので、接続する機材側がハイレゾクオリティで作られていれば、きちんとハイレゾ音源を本来の音質で再生することが出来ます。

STH50Cは非常に手軽な価格の製品ながら内蔵しているDACはしっかりハイレゾ対応。24bit/192kHzまでの再生に対応できるようになっています。

ドライバはダイナミック型1発

STH50Cのドライバには9.7mm径の振動板を持つフルレンジのダイナミック型ドライバが使われています。カナル型としては比較的大口径の振動板で低音の伸びに期待が出来そうです。

低音のキレの向上を狙ったソニー独自の「ビートレスポンスコントロール」が使われています。

ケーブルには左右のチャンネルのクロストークを軽減する効果がある独立グラウンドケーブルが使われていて、空間表現の改善など音質向上が図られています。

再生周波数帯域の方は20Hz~40kHzに対応していて、きちんとハイレゾ対応を名乗れるスペックを持ちます。

一体化されたリモコンにはスマートフォンのコントロール用のボタンが設けられていて、ミュージックプレイヤーアプリのコントロールが可能です。またAIアシスタント起動のボタンもあります。

Siriに対応可能との記載がソニーの製品情報ページにもあるのですが、今時点ではUSB Type-Cコネクタで接続出来るiOS系のデバイスはなかった気がします。今後の対応を考えてのスペックでしょうか。

イヤーピースもコンパクトで製品全体でも重量は15gちょっとと、一般的なイヤフォンと同等の軽さになっていると思います。

接続端子のカタチが違うだけで従来のアナログ接続のイヤフォンと同様の使い勝手が実現できるこのタイプの製品は、今後進むであろうイヤフォンジャックの省略にあわせニーズがどんどん高まる製品になると思われます。