エレコムからUSB Type-Cコネクタ直結型イヤフォンのエントリー機登場

エレコムのEHP-UC100M情報ページ

iPhoneシリーズではイヤフォンジャックが省略された機種が出て以降、Lightningコネクタ直結型のイヤフォンの市場が立ち上がりました。

Bluetooth接続のイヤフォンよりもより良い音で色々なコンテンツを聴きたいユーザーに広がりつつあります。

いよいよAndroidスマートフォンでもイヤフォンジャックを省略する動きが出始めそうです。海外で発表されたXperiaの新機種からは遂にイヤフォンジャックが消えています

こういった動きに呼応する形で有線タイプのイヤフォンではUSB Type-Cコネクタ直結型の製品が登場し始めています。

エレコムからはまずは比較的入手しやすいエントリー機が登場します。「JEITAによるハイレゾオーディオの定義に準拠した」がキャッチコピーとなるEHP-UC100Mです。

微妙な表現「JEITAによるハイレゾオーディオの定義に準拠」とは

EHP-UC100Mのプレスリリースには少し微妙な表記があります。それが見出しにも書いた「JEITAによるハイレゾオーディオの定義に準拠」です。

その一方でUHP-UC100Mの紹介ページではハイレゾロゴは使われていません

このことが示しているのは、このイヤフォンのDAC部には24bit/96kHzあたりのサンプリングレートの音源データの入力に対応したチップが使われてる、ということの表れではないかと思われます。

これに対してイヤフォン部分やヘッドフォンアンプのアナログ部分はハイレゾ音源対応表記の条件である、再生可能な周波数の上限が40kHzをクリアすること、を満たしていないのでしょう。

実際スペックシート上のEHP-UC100Mの再生周波数範囲は20Hz~20kHzとなっています。

価格的に過剰な期待は禁物ですが、ハイレゾ音源データをダウンコンバートすることなくデコード出来ますので可聴域の範囲内はハイレゾらしいクオリティをある程度期待出来そうです。

スペック

EHP-UC100Mのスペックも見てみます。

イヤフォン部のドライバーには振動板に9.2mm径のものを採用したダイナミック型ドライバーを搭載しています。

振動板にはエレコムお得意のPETフィルムを採用していて、レスポンスの良い音の出方を実現しています。

イヤーピースの形が曲面を多用したユニークな形状になっていますが、これは耳の内側の形を計測してフィット感を追求した形になっているからです。

ケーブルの途中にある小さなハウジング部には、通話用のマイクや接続した機器をコントロールするためのボタンなどが備えられています。その部分はかなりコンパクトですので、DACやヘッドフォンアンプなどはもしかしたらUSBのコネクタ部に内蔵されているのかもしれません。

デジタルコネクタであるUSB Type-C直結タイプのイヤフォンですから、イヤフォン側にUSB DAC機能とヘッドフォンアンプを持っているはずですが、それを意識させないようなコンパクトなごく普通のイヤフォンに仕上がっています

普通のイヤフォンとほとんど同じ使い勝手で利用出来る、これもこの製品の大きな特徴でしょう。

これからの本命となるか?

スマートフォンでは、防水対応がより楽になることやヘッドフォンアンプを削除出来るようになることから、今後はイヤフォンジャックを省略する機種が増えていきそうな感触があります。

また、パソコンでもUSB Type-C形状のコネクタの普及が徐々に進んでいて、こちらでも将来的にはアナログのイヤフォンやマイクのコネクタが省略される可能性がありそうです。

そういった観点で見てみると、今後はEHP-UC100Mのようなデジタル入力可能なイヤフォンがこれからの本命となるのかもしれません。

このジャンルの製品の動向やスマートフォン、パソコンのインタフェース搭載の状況をウォッチしておく方が良さそうです。