ハイレゾ対応のノイズキャンセリング・ヘッドフォンってないの?

2017年11月16日

ヘッドフォンやイヤフォンなどのアナログ信号を扱うオーディオ機器にも、今は、ハイレゾ対応とうたうための基準が作られています。高音側の音が40kHzまで再生できる、というものです。

この基準によれば、現在のところは残念ながらハイレゾ対応を名乗れるノイズキャンセリング・ヘッドフォン/イヤフォンは存在しません。ですが、アナログ系のオーディオ機器では、ハイレゾ対応を名乗れるかどうかだけが問題なわけではありません。

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・きちんとした再生が行える機器ならば

イヤフォン・ヘッドフォンも含め、アナログ信号を扱うオーディオ機器では、ハイレゾ対応の基準を満たしていなくてハイレゾ対応ロゴがついていない製品であっても、ハイレゾ音源の良さを引き出して再生できる機器がたくさんあります。

ハイレゾ音源の良さの一つは、確かに収録できる音の範囲が広いことですが、もうひとつより重要なのは、普通に耳に聞こえる範囲の音もしっかりと丁寧に再生が行えることです。

こちらを重視して考えるのであれば、むしろ音の再生範囲の観点よりも、耳に聞こえる範囲の音をしっかりとしたクオリティで再生できるこのとの方が重要、とも言えるのです。

最初に書いたハイレゾ対応ロゴがついていない製品であっても~、というのはそういう意味です。

・ノイズキャンセリング・ヘッドフォンも下から上まで

ノイズキャンセリング・ヘッドフォン/イヤフォンにも、値段が比較的お手軽なものから、かなり高額の製品まで販売が行われています。このジャンルの製品もやはりオーディオ製品ですから、基本的にお値段の張る製品の方が音が良くなります。

下位機種では、まずはノイズを取る性能を重視している関係で、どうしても肝心の再生性能に関しては若干劣る製品になっています。また、ノイズキャンセルを行う機構にお金がかかる分、同価格帯の普通のヘッドフォン/イヤフォンよりも、ノイズキャンセリング・ヘッドフォン/イヤフォンは音の質が落ちるのも事実です。

ウォークマンのA10シリーズに付属のイヤフォンは、ノイズキャンセリング用のイヤフォンとしてはSONYのローエンド機に近く、残念ながらハイレゾ音源の音の良さを活かせるものとは言えなくなっています。

付属以外のイヤフォン・ヘッドフォンを使うと、ノイズキャンセル機能を使えないため、音の良さを取るか、騒音を消せる機能性を取るか、どちらを優先するかを選んで利用する形になります。

ただ、ノイズキャンセリング・ヘッドフォン/イヤフォンでも上位機種になると、非常にしっかりした再生を行える機種があります。

今のところは再生可能な音の範囲がハイレゾ対応を名乗れる基準を満たしていない製品ばかりですが、上位機種であれば、しっかりとハイレゾ音源の良さを出せるものになっていると思います。