エントリークラスのウォークマンも一新。A40シリーズ登場

2017年11月16日

ウォークマンA40シリーズの製品情報ページ

 

ハイレゾ対応ポータブルプレイヤーとしてはメインストリームクラスに相当するウォークマンZX300の登場と一緒に、ハイレゾ対応ウォークマンのエントリークラスを受け持つシリーズも一新されました。

順当なバージョンアップという形でA40シリーズがデビューしています。

色以外はA30シリーズとほとんど同じ外見に見えますが、いくつかの新機能を搭載してきています。

基本コンポーネントはA30からのキャリーオーバー

本体を構成する基本パーツはどうやらA30シリーズからのキャリーオーバーになっているようです。

A30で採用された新S-Master HXのもたらす音質にはある程度の定評が出来ていますので、その部分をよりブラッシュアップする方向を取ったようです。

WM1やZX300と同世代のデジタルアンプになっていますが、内部仕様でも上位機種との差別化は図られています。

A40シリーズに搭載されるS-Master HXはDSDのネイティブ再生には対応せず、11.2MHzまでの入力に対応しますが、PCMに変換しながらの再生となります。

また、PCM形式はFLACでは32bitの量子化ビット数に対応せず、WAV形式のみで対応可能になっています。

また、FLACではサンプリング周波数が384kHzまで対応するのに対し、WAVでは192kHz止まりといった微妙な制約があります。

S-Master HXのチップ自体はA30シリーズと同等のようですが、基板の設計やチップを基板に取り付けるはんだにソニー独自の「高音質はんだ」を採用するなどして、音質面でのブラッシュアップも図られています。

また、音源フォーマットではMQAに対応するようになりました。

容量面で大きなメリットのあるMQAにポータブルプレイヤーが対応してくれるのは、かなりうれしいフィーチャーです。

USB DACモード搭載、MQA、aptX HD対応へ

A40シリーズの新機能としては、スマートフォンやパソコンと接続して外部USB DAC内蔵ヘッドフォンアンプとして機能する、USB DACモードが設けられたところが新しいです。

また、ノイズキャンセリング機能周りでは、外部ノイズを拾うマイクをうまく活用して、外部の音を聞きながら音楽を流せる「外音取り込み機能」が追加になっています。

周囲の状況確認が出来ますので、さまざまなアナウンスの聞き逃しなどがなくなることが期待できますね。

加えて、今後のファームウェアアップデートでaptX HDへの対応が予定されています。

スタミナは相変わらずのウォークマンらしさ

A40もバッテリーの持ちは抜群です。この辺りはウォークマンならではのDNAといった感じですね。

128kbpsのMP3をノイズキャンセリングONの状態でも連続39時間再生可能です。NC機能を切れば45時間の再生が出来ます。

ハイレゾ音源の場合にはもう少し連続稼働時間が短くなるはずですが、A40シリーズのコンパクトさを考えると、抜群のスタミナと言えるでしょう。

Wi-Fi機能はないが

A30シリーズからハイレゾ対応ウォークマンのエントリー機はWi-Fi機能を搭載しなくなりました。

Wi-Fiなどのように強い電波源を内蔵するのは音質面での設計を難しくします。

ですが機能面としてはこの部分がユーザーの不満の一つとなっていました。A40シリーズはUSB DAC機能を搭載することでこの部分の緩和を図ってきたようです。

A40シリーズで音楽のストリーミング配信を利用したいならば、USB DACモードを使ってスマートフォンやパソコンと組み合わせてくれ、そういった使い方をソニーが提案してきたということだと思います。