手軽にハイレゾ音源を聴くには

本格的にやりこもうと思うと、ものすごく深いところまでこだわれるのがハイレゾ音源などのオーディオの世界です。ですが、ハイレゾ音源も入り口は意外と取っつきやすいところにあります。

今回は、まず最初の一歩で、お手軽にハイレゾ音源のお試しをしてみる方法をまとめてみます。

ハイレゾ音源対応のスマートフォンをお持ちの方

最近のスマートフォンは、本体のみでのハイレゾ音源の再生に対応しています。その再生もCDの音質に落しての再生ではなく、きちんとハイレゾ音源をハイレゾ音源の音質で再生しようとする機種がほとんどです。

このような事情がありますので、もしお持ちのスマートフォンがハイレゾ音源の再生に対応しているような新しい機種でしたら、これを使ってハイレゾ音源の再生を行うのが一番お手軽な方法になります。

あとは、無料のサンプルをダウンロードしてきて聴くとか、音楽配信サービスのサイトでハイレゾ音源の楽曲を購入して聴くだけでOKです。

ただ注意事項もあります。ハイレゾ音源の楽曲のデータはファイルのサイズが非常に大きくなっています。5分の曲1つで数百MBの大きさがあることもザラです。

ですので、ハイレゾ音源をダウンロードするときに携帯回線経由でダウンロードを行うと、スマートフォンのパケットを一気に消費してしまします。可能であれば無線LANなどを利用して、自宅の光回線などを経由してダウンロードを行うことをおすすめします。

パソコンを利用する方法

新しいパソコンをお持ちの方であれば、最近のパソコンは基本的にはすべて、本体のみでもハイレゾ音源の再生が行えるようになっています。ただ、Windows系ではWindows10以前のパソコンは、本体に付属のソフトではハイレゾ音源の再生が行えません。

foobar2000やMediaGoなど、ハイレゾ音源に対応するソフトをインストールすることで、ハイレゾ音源を聴くことが出来るようになります。

ただ、パソコン本体に内蔵されているサウンド回路では、再生される音の質には限界があります。もしこの部分に不満を覚えられているなら、USB端子で接続できるハイレゾ対応のUSB DAC内蔵のヘッドフォンアンプを追加するのが比較的お手軽です。1万円程度でAmazonなどのレビューでも評判の良い製品が購入できます。

このヘッドフォンアンプにお気に入りのヘッドフォンを接続したり、ヘッドフォンアンプの出力をお手元のコンポに繋いだりして、ハイレゾ音源の楽曲を楽しむことが出来ます。

ちなみにWindows10では、標準の音楽再生アプリがハイレゾ音源やFLAC形式に対応しています。

携帯音楽プレイヤーを使う方法

既にウォークマンなどの携帯音楽プレイヤーの購入を考えていた方や、パソコンであれこれ設定するのが面倒、などといった方は、ハイレゾ対応のウォークマンなどの携帯音楽プレイヤーを購入する方法もあります。

ウォークマンであれば入門機は2万円ちょっとからと、少々予算は必要になります。

ただ、こちらの方法でも、ハイレゾ音源の楽曲を購入して携帯音楽プレイヤーに登録するには、パソコンとプレイヤーを連携させて利用する必要があります。その部分は、若干高めの敷居になるかもしれません。