ハイレゾ音源のファイルの形式ってどんなものがある?

2017年11月16日

ハイレゾ音源のファイルの形式には、圧縮の方法や、そもそものデジタル化の方式の違いなどによって、いくつかの形式が存在しています。

今回はそういったハイレゾ音源のファイルの形式を取り上げて説明します。

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・FLAC形式

今、インターネット上のハイレゾ音源を販売しているサービスのほとんどで採用されているのが、こちらのFLAC形式です。この形式が現在のハイレゾ音源の主流といってもいいと思います。

名前がそもそも「Free Lossless Audio Codec」の頭文字を取ったものでもあることから、オープンソースのフリーソフトウェアとして公開されているものです。

FLAC形式では音源を圧縮して記録しますが、圧縮方式は、圧縮を解除すると圧縮前のデータに完全に戻る「可逆圧縮」方式を採用しています。このため、MP3などに比べるとデータのサイズは大きくなりますが、音質では基本からMP3を上回るスペックを持つことになります。

対応できるサンプリングレートは、8bit~24bitと8kHz~192kHzまでとなっています。

Windowsではファイル名が「~.flac」という形になります。

・WAV形式

昔からWindowsに搭載されてきた音のデータを入れるファイル形式のWAV形式でも、ハイレゾ音源がやりとりされています。

こちらの形式では、基本的に音源のデータには圧縮がかかりません。再生の際に圧縮を解除するための処理が入りませんが、その代わりにファイルのサイズがFLAC以上にふくらみます。

一応、ファイルの形式としては圧縮をかけた形式を記録することも出来ますが、ハイレゾ音源の世界では、圧縮を行わない音楽データの配信にこちらの形式が利用されています。

WAVというファイルの形式は、データを収める「箱」部分しか決めていないので、中身にはどんな形式の音のデータも入れることが出来ます。ハイレゾ音源の配信に関しては、24bit/192kHzなどといった「リニアPCM」と呼ばれる形式のデータが中に収められています。

WindowsでWAV形式のファイルは、「~.wav」といった形のファイル名になります。

・ALAC形式

こちらはApple社が規格化した音のデータを収めるファイル形式です。Apple Lossless Audio Codecの頭文字を取ったものです。MacOSやiTunes、QuickTimeなどといったApple社のソフトウェアの中で利用することが出来ます。

圧縮方式としてFLACと同じように「可逆圧縮」を利用しています。

サンプリングは、ビット数が8、16、24、32ビットに対応、周波数の方は1kHz~384kHzまで対応可能になっています。

Windowsでこの形式を扱う場合のファイル名は「~.m4a」となります。

・DSD形式

FLACなどとは音楽のデジタル化を行う方法からして異なるのが、DSDと呼ばれる形式です。

こちらの形式は、スーパーオーディオCDのために作られた方式で、とてもアナログ的な再生になるのが特長と言われています。その代わり再生の際にはすごく再生する機器の処理能力が必要になります。

初期のPlayStation3がスーパーオーディオCDの再生機能を持っていましたが、実はスーパーオーディオCDの再生がPS3の性能を最も使う機能とも言われていました。

DSDはDirect Stream Digitalの略で、音の大小を「パルスの密度」で記録する方式となっています。

こちらのファイルは、Windowsでは「~.dsd」などのファイル名になります。