ハイレゾ音源対応のパソコン用フリーソフト

パソコン用のハイレゾ音源再生ソフトには、たくさんの無償で利用可能なものがあります。これらのうちの代表的なもの、利用しやすいものをいくつか取り上げて紹介してみます。

foobar2000

恐らく今でもWindowsパソコン用では一番の定番ソフトになっているのが、このfoobar2000ではないかと思います。Webメディアなどでハイレゾ音源が紹介されるときにも、再生ソフトとして真っ先に紹介されているのがこのソフトです。

特長は本体のみでは恐ろしくシンプルかつ低機能、ということでしょうか。対応するプラグインと呼ばれる追加モジュールを組み込むことで色々な機能をカバー可能な、超多機能なソフトにも変身します。

ハイレゾ音源をパソコンで再生する場合には、サウンド回路を再生ソフトで占有利用してWindows側の音量の調整機能もカットすることで、音質をギリギリまで引き上げる機能がありますが、foobar2000もプラグインの追加でこの機能に対応できます。

このソフトを使う上での問題点と言えそうなのは、元々が英語圏で開発されたソフトのため、日本語化パッチを当てても、すべての表示を完全に日本語化することが出来ない、というあたりでしょうか。

ただ、使い方に関しては定番ソフト故に、ちょっと検索してみると、たくさんの参考となるページが見つかります。

MediaMonkey

Windowsの世界では、もう一つの有名ソフトがこちらではないでしょうか。こちらは、ソフト単体でそれなりに高機能のソフトです。また、さらにプラグインを追加することで機能の強化を図ることも出来ます。

非常に高機能なソフトですが、使い勝手は上々とのレビューが出ています。また、英語圏で開発されたソフトではありますが、完全に日本語化して利用することが出来るようになっているのも特長です。

より高機能を求める場合には、有償版へのアップグレードも可能なソフトです。

MediaGo

SONY系の音楽配信サービスであるmoraが無償で提供しているハイレゾ対応の音楽管理、再生ソフトです。moraからのみ、ソフトから直接音楽データのダウンロードでの購入を行うことも出来るようになっています。

SONYの手になるソフトですので、もちろんすべての機能は日本語化されています。また、ウォークマンやSONY製のスマートフォンなどとの連携機能が強いのも特長です。

サウンド回路を占有利用する設定を行わなくても、それなりに高音質での再生が行えると言われています。

また、最新のバージョンでは「ASIO」機能を利用して、パソコンのサウンド回路を占有利用する機能も追加されています。対応機器をお持ちであれば、より高音質の再生も期待できます。

面倒なことはなしで、とりあえずハイレゾ音源を試してみたい、といった場合には、便利なソフトの一つです。