スマートフォンでハイレゾ音源を再生する方法。

2014年の冬モデルのスマートフォンあたりから、ハイレゾ音源の再生に対応したことをうたうスマートフォンが増えてきました。そろそろ機能・性能的におおむねかたまったように見える中で、スマートフォンの新たなウリとして、ハイレゾ音源対応が使われるようにもなってきたように思います。

今回はスマートフォンでハイレゾ音源を聴く方法をまとめてみます。

ハイレゾ対応モデル

スマートフォンでハイレゾ音源を聴く場合にもちろん一番楽なのは、ハイレゾ音源対応をうたっている機種を利用することです。

こういった機種では、本体に最初からインストールされている音楽アプリでハイレゾ音源の再生を行うことが出来ます。さらにスマートフォン本体のみで、ハイレゾ音源本来の音質での再生が可能です。

ハイレゾ音源に対応していないスマートフォンでの再生

ハイレゾ対応をうたっていないスマートフォンでも追加のアプリをインストールすることで、ハイレゾ音源の再生を行うことが出来ます。音楽プレイヤーアプリの「HF Player」とか「FLAC Player」といったものをインストールすることで、ハイレゾ音源が聴けるようになります。

これらのアプリは基本は無償で利用できますが、ハイレゾ音源をきちんとハイレゾとして再生するためには、アプリ内課金で1,000〜1,200円支払う必要があります。課金を行っていない場合は、アプリ内でCDの音質に落とす形での再生になります。

ただ、これらのアプリで課金をおこなっても、ハイレゾ非対応のスマートフォン本体のみではハイレゾ音源本来の音質での再生は行えません。

Xperiaシリーズの一部の機種など、ごく一部のハイレゾ非対応のスマートフォンでは、外部にハイレゾ対応のUSB DAC機能付きの「ポータブルアンプ」を接続することで、ハイレゾ音源本来の音質での再生が可能になる機種も存在します。

ですが、通常は外部にポータブルアンプを繋いでもハイレゾ音源本来の音質ではなく、CDと同等の音質での再生となる機種がほとんどです。

スマートフォンでハイレゾ音源を聴くなら、ハイレゾ対応モデルが確実

スマートフォンでのハイレゾ音源への対応状況は以上のような形です。当たり前のような結論になりますが、やはり本体のみでハイレゾ音源への対応をうたっているスマートフォンを利用するのが安全確実です。

このようなスマートフォンでは、外部にハイレゾ対応のポータブルアンプを接続することで、より高音質で音楽を聴くことも可能になります。

今はスマートフォンから直接ハイレゾ音源の購入が可能になっている音楽配信サービスもありますが、ハイレゾ音源購入に関しては少々注意が必要です。

ハイレゾ音源の音楽データはとてもサイズが大きく、携帯回線経由でダウンロードを行うとパケット利用量をかなり圧迫します。できれば無線LANが使える環境などを利用して、携帯回線側のパケットを使用しない形でのダウンロードがおすすめです。