パソコンでパイレゾ音源を再生する方法。

パソコンでハイレゾ音源を再生するというのは、比較的新しいパソコンをお使いであれば、実は一番お手軽にハイレゾ音源のお試しが出来る環境な可能性が高いです。パソコンのサウンド回路は、実はもう結構前からハイレゾ音源に対応していたのです。こういった部分も含め、パソコンでハイレゾ音源を再生する方法をまとめてみましょう。

再生ソフトを入れるだけで聞けることが多い

上にも書きましたとおり、パソコンでは内蔵のサウンド回路がハイレゾ音源の再生に対応している機種がかなり多くなっています。

Windowsパソコンですと、サウンド回路のプロパティを見たときに、対応する形式に96kHzといった周波数が表示されて、テスト音声を出してそのまま再生できるようならば、ハイレゾ音源の再生に対応しているということが分かります。

こういったパソコンでしたら、あとは、ハイレゾ音源を扱えるソフトをインストールしてやれば、とりあえずの形ですが、ハイレゾ音源のお試しが出来ます。

ソフトはまずは簡単にお試ししたい、ということでしたら、音楽配信サービスのmoraのサイトから、MediaGoかx-アプリをダウンロードしてインストールすると、特に設定を行わなくてもすぐにハイレゾ音源の再生が出来るようになります。再生する楽曲は、無料の試聴用の楽曲をダウンロードすると良いでしょう。

よりいい音で聞くには工夫が必要

オーディオの知識のある方でしたら、パソコンで音楽を聴くなんてアリエナイ、と思われるかもしれません。それは今でも正しい部分が多いです。

パソコンの中身というのは実は、オーディオ的に見るとノイズだらけの環境です。ありとあらゆるパーツが、オーディオ面での雑音の元を出しています。

またごく一部のパソコンを除き、パソコンでの音声の再生はとりあえず音が出れば良い、ぐらいの作りで音質にまでしっかり踏み込んだ製品は多くないのです。

このため、パソコンでいい音を聞くためには周辺機器を追加で購入したりと、ちょっと投資と工夫が必要になります。この工夫を行うと今のパソコン周辺の事情ならば、もしかすると一番いいハイレゾ音源のプレイヤーにもなれるのがパソコンでもあったりします。

「USB DAC」という装置があると一気に音が良くなる

「USB DAC」というオーディオ機器を追加すると、パソコンでの音楽の再生の音質が一気に上がります。これは一言で言うと、パソコンのUSB端子に接続できるサウンド回路です。

USB端子から音楽のデジタルデータを出力して、USB DACでアナログの音の信号に変換します。USB DACとアンプなどを繋ぐことでパソコンのサウンド回路で再生する音とは、ひと味もふた味も違う音を出すことが出来ます。

このUSB DACを内蔵したアンプを使うと、比較的シンプルな構成でいい音で音楽を聴くことが出来ます。ただやっぱりオーディオ製品ですので、ある程度のお値段はします。(数万円〜)

このUSB DACにもハイレゾ音源に対応している製品と未対応の製品がありますので、ハイレゾ音源の再生を考えてらっしゃる方は、ハイレゾ対応の製品を選びましょう。

USB DACを使いつつ、一番お手軽にハイレゾ音源を聴くには、「USB DAC内蔵のヘッドフォンアンプ」を使ってヘッドフォンで音楽を聴くやり方です。もしお手元にミニコンポなどのオーディオ機器があるのでしたら、ヘッドフォンアンプとコンポを繋ぐことで、パソコンのプレイヤーソフトで再生した音楽を、お手元のコンポで聴くことも出来ます。