音のグレードアップはまずは出口から。お勧めハイレゾ対応イヤフォン

2017年11月16日

08_H04

音楽を聴くときの音質を良くしたい、と思ったら、最も投資の効果が分かりやすく出てくれるのは音の出口に当たる、イヤフォン、ヘッドフォン、スピーカーのグレードアップです。

今、使っている音楽を聴くシステムの音質にどこか不満を覚えるようになったら、まずはこれらの音の出口に当たる機器を交換するところから始めると良いでしょう。

またハイレゾ音源などより音質の高い音源をしっかりと活かすためには、ある程度のクオリティを持った機材を使う方が、音の良さの違いが分かりやすくなる傾向もあります。

ただ、あまり頑張りすぎると、その他の機材の「アラ」まで見えてくるようになります。

そうやってぐるぐると機材の交換を繰り返して最終的にはハイエンド機種まで至ってしまうような、泥沼的な罠も待っているジャンルがオーディオですので、どこかある程度満足のいくところで線を引く方が一般的には安全です。

さて、今回は1万円程度までの予算である程度しっかりした音の聞けるハイレゾ対応イヤフォンをいくつかご紹介します。

間違いなくスマートフォンにおまけで付いてくるようなイヤフォンからは、数段音のランクを上げられるはずです。

ハイレゾ+ノイズキャンセリングはこの機種だけ

ソニー製のハイレゾ対応スマートフォンでは、外部の雑音を押さえて音楽などを静かな環境で聞くことが可能なノイズキャンセリング機能を備えた機種があります。

この機能とハイレゾ対応の再生を両立可能なイヤフォンは現在この1機種のみです。ソニーの「MDR-NC750」です。

1万円をちょっと超える価格になりますが、イヤフォン自体の性能は同社のEXシリーズの機種の一つMDR-EX750とほとんど同レベルで、かなりの高音質を実現しています。

また、ノイズキャンセリング用のマイクを活用してXperiaとの組み合わせでは「バイノーラル録音」が行えるという、面白いフィーチャーも実現されています。

価格はソニーストアでは12,800円+消費税となっています。auショップでも購入可能になっています。

かわいらしい外観に似合わない本格的な音

エレコムというとパソコンやスマートフォンの周辺機器メーカー、というイメージが強いと思います。ですが今のエレコムは、数年前から本格的に音質を追求したイヤフォンを非常にまじめに作り続けています。

ハイレゾ対応のイヤフォンにもかなり定評のある機種をいくつも出していて、プロのレビューでもかなりの高評価を受けるところまできています。

そんなエレコムの発売したイヤフォンの中に、一見音質面では何も追及の行われていない外見重視のモデルなんじゃないか、と思われるような製品が同社のColorsブランドで発売されたイヤフォン、「EHP-R/CC1000」です。

イヤフォン外側に「マーブルチョコ」のような意匠をあしらった、かわいらしい外観を持つコンパクトなイヤフォンですが、中身の方はかなり本格的。音質面で高い評価を獲得した上位機種の血統をしっかりと受け継いでいます。

音の方は本体価格の安さの制約から来る筐体の材質などの影響で、高音側に若干癖のある音になっているようです。ですが、その癖が上手くマッチする音源では逆にとても気持ちの良い再生が行えるようです。

装着感もよく、スマートフォンと一緒に使う際の使い勝手も良く考慮された作りで、何より6,000円ぐらいから購入できる手軽さがあります。

ソフトバンクの本気?

うたい文句は「ソフトバンクが本気で作った音」。

ですが、これまでソフトバンクが本格的にオーディオ的な音質を追求したイヤフォンを開発していた、なんてお話を聞いたことがありません。この点ではエレコム以上に意外性のある製品と言えるかもしれません。

ソフトバンクが販売しているSoftBank SELECTION SE-5000HRがそのイヤフォンです。

こちらも7,000円ちょっとで購入できる、本格的にハイレゾ対応をうたうイヤフォンとしてはかなりお手頃な製品になっていますが、オーディオやビデオ関連の雑誌も出版する「音元出版」の主催する「VGP」では、1万円以下のイヤフォン部門で2年連続金賞を受賞した折り紙付きの製品でもあるのです。

作り込みも7,000円程度の製品としてはかなりしっかりしたもので、そういったこだわりが確実に音質にも効いているのでしょう。

音質面では、あまり頑張りすぎずにバランス良く音を整えるような方向の開発を行ったのではないかと思われますが、そのあたりを上手くまとめ切れたところがこの価格で十分な音質を実現できた秘訣なのかもしれません。

こちらも十分に、最初のしっかりしたイヤフォンにお勧めできる機種になっていると思います。

まとめ

今まで数千円以下のイヤフォンとか、何かにおまけで付いてきたようなイヤフォンでずっと音楽を聴いてこられた方には、7,000円のイヤフォンってすごく高価に感じられるかもしれません。

ただ、しっかりと音楽を楽しみたいと言う方には、その投資に見合うリターンは必ずある製品がここで紹介した以外にもまだまだたくさんあります。

今よりもっと音楽に浸りたくなったら、音の出口にちょっと投資をしてみるのがとても良い選択になると思います。