ヘッドフォンアンプが交換できるユニークなハイレゾプレイヤー、FiiO X7

2017年11月16日

FiiO ハイレゾ・ミュージックプレイヤー X7

オヤイデ電気が取り扱うハイレゾ対応のポータブルプレイヤーFiiOシリーズのハイエンドとなる機種が、このFiiO X7です。

今のハイレゾ対応ポータブルプレイヤーのメインとなる価格帯に真っ向から勝負を挑む機種になりますが、他のプレイヤーにはないユニークな特徴を持っています。

今回はそのあたりも含め、FiiO X7のご紹介をします。

実は出だしでもたついた製品

このFiiO X7はOSにAndroidを採用しています。無線LAN機能を搭載して、本格的にAndroidタブレットのように利用することも可能な製品です。

ですが最初期に出荷された製品では日本国内で電波を出すための認証である、技適を通してないなかったという非常に初歩的なミスが発覚してしまいました。

このため、最初期に出荷された製品は一旦回収となり出荷も一時停止されるという、あまり良くないことではありますが、非常にユニークな船出となった製品です。

もちろん現在は技適をパスした製品が出荷されていて、日本国内で何の問題もなく全機能が利用可能です。

最大の特徴は高性能DACの採用

FiiO X7のプレイヤーとしての最大の特徴は、非常に高音質で据え置きのデジタルオーディオ機器などでも採用されるDACの、ESS ES9018Sを搭載していることです。DAC自身は極めて高いS/N比とダイナミックレンジを誇り、加えて音の歪みも非常に小さいという、極めて優れた特性を持っています。

この部分がFiiO X7の音の良さを下支えしています。

また、ポータブルプレイヤーとしては搭載されているCPUの性能がかなり高いのも特徴で、ユーザーの操作へのスムーズな反応などが実現できています。

CPU自体は消費電力が削減されたものが採用されていますが、OSにAndroidを採用したプレイヤー共通の弱点で、音楽の連続再生時間は少し短めとなっています。公称約9時間とのことで、ヘビーにプレイヤーを使う方は、毎日充電が必要になるかもしれません。

ヘッドフォンアンプ交換に対応するユニークな構造

FiiO X7はヘッドフォンアンプ部とプレイヤー本体が、合体/分離可能なユニークな構造を取っています。

既に公式に交換用ヘッドフォンアンプも発売されていて、ヘッドフォンアンプの交換により音質の変化を楽しんだり、ヘッドフォンに合わせた駆動力を持つヘッドフォンアンプに切り替えて利用することも可能になっています。

サードパーティーからもこの部分が発売されるような状況が生まれると非常に面白そうですが、残念ながら、まだFiiO X7自体がそこまで数が出回る形にはなっていないようです。

基本スペックも十分

ハイレゾ音源の形式はPCMでは384kHz/24bitまで、DSD形式も5.6MHz/1bitに対応するなどかなり幅広い音源データに対応可能になっています。

また、内蔵ストレージは32GBで、うち5GBほどをシステムが占有します。マイクロSDXCカードは128GBまでを認識。ユニークなところでは、USBコネクタにUSBメモリを接続することで、容量の増設をはかれます。

価格は、2016年7月現在Amazonで税込み10万円ちょっとと、ウォークマンのZX-2やiriverのAK300などとぶつかるぐらいの価格帯になっています。メジャーどころとはひと味違うプレイヤーをお捜しの方には、面白い選択肢になってくれそうです。