iriverの新メインストリーム機、AK300登場

2017年11月16日

アユート Astell&Kern ハイレゾプレーヤー AK300 64GB ミッドナイトブラック AK300-64GB-BLK

iriverのハイレゾ対応ポータブルプレイヤーのAKシリーズは、今、第2世代機から第3世代機への移行の最中です。従来機種のAK JrやAK100IIなどの価格がずいぶんと下がって購入しやすい価格帯に落ちてきていたのは、実はこの世代交代が最大の原因だったようです。

この流れの中で、AK300番台機の末っ子で、おそらくはこれからのAKシリーズのメインストリーム機となるであろうAK300がリリースされました。今回はこのAK300をご紹介します。

頑張れば手を出せそうなプレイヤー

AKシリーズの第3世代と呼ばれる機種は極めて高い音質を実現した非常に評価も高い機種です。ただ、その分お値段もお高い..。

フラッグシップモデルであるAK380はAmazonで現在、税込み36万円程度。次に来るモデルのAK320でも19万円程度のプライスタグが付いていて、各社から発売されているハイレゾ音源対応のプレイヤーの中でも、一つ、二つ、飛び抜けた価格がつけられています。

このため、AK300シリーズ音はいいのが分かってるけどおいそれとは買えないよなぁ..、そういうユーザーがたくさんいると思います。

そんなAK300シリーズの末っ子として登場したAK300は、AKシリーズの第3世代機としては最も安い価格を実現し、頑張れば買えるかもしれない、と思わせてくれる価格を実現しています。

ただ、それでも他社のハイレゾ音源プレイヤーではハイエンドクラスのプレイヤーと直接ぶつかる価格帯ではあるのですが。

2016年7月現在のAmazonでのAK300の価格は、税込み12万円程度となっています。この価格帯は、例えばソニーのハイエンドウォークマン、ZX-2と直接ぶつかるところになります。

音質は第3世代の上位機譲り

AK300ではAK300シリーズの上位機種よりもいくつかの点でスペックが抑えられています。

たとえば、上位機種では左右独立して搭載されているDACが1つだけになっていたり、内蔵ストレージの容量が64GBに抑えられていたり、対応可能なハイレゾ音源の形式が若干制限されていたりします。

ただ、音の良さに非常に大きな影響を与えるDACは上位機種と同じで、音質面で極めて高い評価を獲得している旭化成エレクトロニクスのAK4490を採用しています。

恐らくこの妥協しないチョイスがAK300の音にしっかりと反映されているようで、上位機種と厳密に比べれば違いはあるものの、ほとんど匹敵すると言ってもかまわないぐらいの非常に良い音質を実現出たプレイヤーになっているようです。

先日発売された下位機種のAK70の倍の価格が付いていますが、AK70とAK300とでは音質の善し悪しと言うよりも音作りの方向が全く異なるプレイヤーに仕上がっていて、どちらのプレイヤーにするかはユーザーの音の好みの方向性で選んだ方が良いかもしれません。

AK300のほうがよりHi-Fi性の高い、音源本来の音をストレートに表現する方にこだわった作りになっています。AK70はその部分を若干犠牲にしても、音楽を濃密に聴かせる方向に振った音になっているようです。

弱点はバッテリー駆動時間ぐらい?

この部分はAKシリーズ共通の弱点なのですが、ヘッドフォンの駆動力が高いとても優秀なヘッドフォンアンプを内蔵しているトレードオフか、AKシリーズは内蔵バッテリーでの駆動時間が短くなっています。

どのプレイヤーも、連続再生で10時間前後のバッテリー持ちです。この駆動時間ですと、ハードに利用するユーザーは毎日充電が必要になるぐらいのバッテリー駆動時間ではないでしょうか。

音の良さではピカイチのAKシリーズですが、この部分には少し注意をした方がいいかもしれません。逆に言えば、この部分さえクリアできればあとは気にしないといけない点がほぼないと言っても良い優秀なプレイヤーです。

AK300はAKシリーズのメインストリーム機とは言ってもある程度お値段は張ります。でも、頑張れば手が届きそうなところにあり、いつかは使ってみたいと思わせてくれるプレイヤーの一台ですね。