お買い得感の増しているAKシリーズのハイレゾ対応プレイヤー

2017年11月16日

iriver Astell&Kern AK100II 64GB DSD5.6MHz再生&バランス出力搭載 スモーキーブルー AK100II-64GB-BLU

iriverのAKシリーズはハイレゾ音源対応のポータブルプレイヤーとして、他のメーカーとは一線を画するような高級路線を歩んできました。発売当初はAKシリーズの「エントリー機」であるAK Jrが7万円前後と、2つぐらい頭が抜ける価格帯にプレイヤーを投入していたのです。

それがふと気づくと、かなり実売価格が低下してリーズナブルさがだいぶ増していました。今回はお値段的にだいぶ近いところまで下りてきたAKシリーズのポータブルプレイヤーを見ていきます。

AK JrはウォークマンA20シリーズと直接対決?

まずAKシリーズの入門機であるAK Jrです。AKシリーズの中では抜群に小さく薄く、そして軽い本体を実現して、非常に持ち運びやすい機種になっています。

AK Jrは発売当初は7万円程度のプライスタグが付いていて、ウォークマンZX-100とほぼ同価格帯の製品でした。それが2016年6月現在、Amazonなどでは4万円前後のお値段まで落ちてきています。

為替レートなどの影響もあるのでしょうが、ここまで価格が変わると直接ぶつかる機種も全く変わります。同じぐらいの価格のプレイヤーを探してみると、ウォークマンA20シリーズの64GBモデルとほぼ横並びになります。

ウォークマンA20のほうは、ノイズキャンセル・ハイレゾ両対応の専用イヤフォンが付属してのお値段ですので、厳密にはAK Jrの方が割高にはなります。

またPIONEERブランドで発売されているXDP-100Rは5万円台ですが、こちらも比較対象に入ってくるかもしれません。

まだ他社の本当のエントリー機に比べると割高ではありますが、ようやくAKシリーズの本当の意味でのエントリーとなり得るところまで価格帯が落ち着いた、と考えることも出来るかもしれません。

AK100IIは激戦区で戦う形に

現行のAKシリーズでメインストリームとなるプレイヤーではないかと思われるのが、AK100IIです。

このプレイヤーも発売当初は10万円以上のプライスタグが付き、直接ライバル関係となりそうな他社製プレイヤーは、ウォークマンのZX-2ぐらいしかなかった記憶があります。

2016年6月現在では7万円前後まで実売価格が落ちてきていて、こちらも直接争うライバル機種が1ランク下がった形です。今、ハイレゾ音源対応のポータブルプレイヤーのメインストリームと言える価格帯は6万円をはさんだ形ぐらいだと思われますので、iriverはそのジャンルのプレイヤーをAK100IIで戦う形になります。

現在のライバルとなる機種は、ウォークマンならZX-100、PIONEERのXDP-100R、オンキョーブランドのDP-X1などが上げられます。これらの機種もいい音を出すものばかりですので、まさに激戦区です。

ただAK100IIは元々が1ランク上の機種として作られたものが実売価格が下がってきた、という形でもあります。また、最新のAKシリーズの中堅機種は実質的な音のクオリティには大きな差はなく、音の方向性、プレイヤーの性格だけを変化させたもの、というお話もあるようです。

そういうことも考えると、音質面ではAK100IIを選ぶ理由がしっかりとあると言えそうです。

AK120IIはウォークマンZX-2とぶつかる価格に

AKシリーズの中堅をになうもう1機種、AK120IIも、当初は20万円以上のプライスタグが付いていてライバル不在と言っていい状態でした。この機種も現在は実売価格が13万円程度まで下がっていてきて、ほぼウォークマンのZX-2と直接対決、と言った様相になっています。

ここまでくるともう一般的な用途では音質に全く問題はないはずで、あとはそれぞれのユーザーの音の好みに合わせてどの機種を選ぶか、というところになってしまうのだと思います。

AK120IIのメリットは左右独立して搭載されているDACや、強力なヘッドフォンアンプなどがあります。お気に入りのイヤフォンやヘッドフォンが能率の低い、大きな音を出しにくい機種だった場合にはAK100IIのヘッドフォンアンプのパワフルさが効いてくるでしょう。

ただ、この機種でもAKシリーズに共通のバッテリーの持ちの悪さを抱えています。その部分も機種選択の上での鍵になるかもしれません。

AKシリーズもだいぶお求めやすく

発売当初は他社製品と比べると1つ抜けた価格の付いていたAKシリーズのプレイヤーですが、今はだいぶ価格も落ち着いた感じでお求め安さがアップしました。これでよりそれぞれのプレイヤーの性格が変わりやすくなったかもしれません。

どの機種も、製品のランクにすると1つ分丸ごと値段が下がったイメージです。発売当時は価格面であきらめてきた機種にも手が届くようになっているかもしれません。

ハイレゾ対応のポータブルプレイヤーを検討されている方は、一度、AKシリーズの実売価格も改めて確認されることをお勧めします。