ハイブリッド型イヤフォンの価格破壊?台湾のDUNU製イヤフォンが面白い

2017年11月16日

DN-2002 2BA+2Dynamic hybrid earphone ケーブル着脱式ハイブリッドイヤホン

ハイレゾ音源もその一環ですが、ここしばらく、ポータブルオーディオなどの世界で高音質のプレイヤーやポータブルアンプ、イヤフォンなどがかなりの盛り上がりを見せています。

1セット数万円~数十万円といった高級イヤフォンもある程度購入されるようになっているようです。

そんな高級タイプのイヤフォンの中で注目されているジャンルの一つが、「ハイブリッド型」と呼ばれるタイプのイヤフォンです。また、そのハイブリッド型イヤフォンの中で、今までほぼノーマークだったメーカーからも注目の製品が登場するようになりました。

今回はそんな製品の中の一つ、台湾のDUNUと言うメーカーの出しているハイブリッド型イヤフォンを取上げてみます。

・ハイブリッド型イヤフォンとはなんぞや

まず、ハイブリッド型イヤフォンが何か、というところから始めてみましょう。

イヤフォンでのハイブリッドは、丸い振動板を持つスピーカーのサイズをそのままイヤフォンサイズまで小さくしたような振動板を使う、「ダイナミック型」と呼ばれるタイプと、元々は補聴器などで使われてた、管楽器のリードを金属製にしたようなタイプのパーツから音を出す、「バランスド・アーマチュア型」と呼ばれるタイプの、二つの種類の音を出すパーツを搭載するタイプのイヤフォンを指しています。

ダイナミック型のイヤフォンは低い音の量感とか音の広がりの表現を得意していますが、高い音の表現や音の粒立ち、解像感の点では若干苦手にする部分もありました。また、バランスド・アーマチュア型は、中・高音域の再生を得意としていて、音の解像感が非常に高いのが特徴でした。

ハイブリッド型は、この両者の特徴のいいとこ取りができないか?との、わりとシンプルな発想から生まれてきたイヤフォンです。

ただ、音を出す仕組みが全く異なる2つのパーツですので、音のつながりなどのチューニングは極めて難しく、初期の製品には、とりあえず音が出てます、的な部分の見受けられる、正直あまり出来の良くない製品も世に出ていたようです。

こういった難しさもあって、音の良いハイブリッド型イヤフォンは非常に高価な製品、と言うのが世の常識になりかけていました。

・DUNUがDN-10000で価格破壊(?)を仕掛ける

そんな流れの中、台湾のDUNUと言うメーカーが、1つのダイナミック型ドライバーと1つのバランスド・アーマチュア型ドライバーを組み合わせた、DN-10000という製品を破格の2万円台で投入しました。

この製品の音がかなり素晴らしく、多くの人にインパクトを与えることになりました。

・DUNUの新作はダイナミック型2つ、BA型2つ

そんなDUNUの今度投入する新製品が、ダイナミック型ドライバーを2つ、バランスド・アーマチュア型(BA型)ドライバー2つを搭載したDN-2002というイヤフォンです。内容がかなり手の込んだものとなっていますのでお値段もさすがに高くなり、今のところ税込みで5万円台となりそうです。

その代わり音の方はまたすごいものとなっているようで、特に低音側の音の量感や音の立ち上がりの鋭さなどが、今までのイヤフォンにはあり得ないぐらいの音、とまで評価するレビュアーもいます。

恐らく同じような構成のイヤフォンを他のメーカーが作れば、軽く10万円を超えるプライスタグがつけられることになるでしょう。それをこの価格で発売できるところがDUNUならではの部分です。

・高級イヤフォン百花繚乱

このDUNUも含め、高級・高音質のポータブルオーディオの広がりで、高級イヤフォンのジャンルが今、オーディオ製品としては特異なレベルで盛り上がりを見せています。

製品もまさに百花繚乱状態。様々な方式で、それぞれの良さを主張する良い製品がたくさんあふれています。

今回ご紹介したDUNUの製品なども含め、有名メーカーだけにとらわれず、色々なメーカーの色々な製品を検討してみる価値のあるジャンルになっています。