ハイレゾ対応の大きな卵。Olasonicの卵形スピーカーTW-S9

2017年11月16日

Olasonic USBパワードスピーカー (パールホワイト) TW-S9W

東和電子というちょっと聞き慣れない名前の会社が、Olasonicというブランドで卵形をしたかわいらしい形のPC用スピーカーを販売しています。かわいらしい外見とは裏腹に再生される音は非常に本格的で、以前から高い評価を受けていました。

その卵形スピーカーにハイレゾ対応を果たした兄貴分が登場しました。それが今回ご紹介するTW-S9です。

ハイレゾ音源は24bit/96kHzまで対応

元々このメーカーの卵形スピーカはPCのUSBコネクタに接続してUSBからの電力の供給を受ける形で、ACアダプターなしでの再生を可能にしているスピーカです。TW-S9でもやはりPCのUSBコネクタだけケーブルを接続すれば、すぐに音が出るようになっています。

この機種以前のモデルではCDクオリティまでの再生が可能でしたが、TW-S9では最高24bit/96kHzのハイレゾ音源に対応しています。

ハイレゾ対応のために2Way化

下位機種ではスピーカーはフルレンジと言われる、すべての音の範囲を1つのスピーカーでカバーするタイプの製品でした。

この機種はハイレゾ対応を名乗るためもあって高い音の範囲の再生能力を強化するために、低音用と高音用の二つのスピーカーを搭載しています。

通常のスピーカーは複数のスピーカーの軸をずらす形で設置するものですが、この製品ではOlasonicの卵形スピーカーの特徴の一つである、「点音源」に近い再生を行なうために、高音用と低音用のスピーカーを1つの軸の上に設置した「同軸型」スピーカーになっています。

低音再生能力も向上させるために工夫が行なわれていて、再生可能な音の範囲は小型のスピーカーとしてはかなり優秀は45Hz~45kHzまでとなっています。

なぜ卵形?

一般的なスピーカーの形は四角い箱形をしていますが、本当は四角い形はスピーカーの原理的にはあまり優れた形ではないようです。

スピーカー内部に平行な面があるとそこで音質を悪くする「定在波」というものが発生してしまうため、これを防止する意味でも一般的なスピーカーの内部にはスピーカーの箱の内部の音を抑えるための吸音材が詰められています。

ですが、卵形になるとスピーカー内部にほとんど平行な面がなくなるため、原理的に定在波がほとんど発生しません。また、スピーカーの外側でも余分な音の干渉が発生しにくく、原理的に音質面で優れた形になっているのだそうです。

立体感あふれる音

こういった卵形スピーカーから再生される音は、聞こえてくる音の像がふわっと広がり立体感のある、とても包まれ感の高い音になります。それでいながら、歌い手の口の位置などはキッチリとピンポイントで浮かび上がる形になって、このスピーカーでしか再生できないような、独特の気持ちの良い再生が出来ます。

また、スピーカーの後ろ側に回っても不思議ときちんと音が立体的に聞こえるスピーカーです。

設置する床の硬さや材質で、特に低音の出方が全然変わってくるスピーカーですので、その部分の工夫でより自分の好きな音に変化させることも出来ます。

ハイレゾ対応を果たしたTW-S9は、弟分のTW-S7などよりある程度割高な2万円台の価格がつけられていますが、その分の見返りは十分にある再生能力があるスピーカーに仕上がっています。