ちまたでなんだかハイレゾ音源とかいろいろ言われてるけど、まずはどんなものかお試ししてみたいなぁ、って考える方もいらっしゃると思います。
ハイレゾ音源を聴くのもオーディオのジャンルになりますので、本当に本格的にスタートするとそれなりのお金がかかります。その投資をする価値があるかどうか事前に確認しておきたい、というのはもっともな考えです。
今回はとりあえずのお試しとして、手軽にハイレゾ音源を聴く方法を色々とまとめてみます。
ハイレゾ対応スマートフォンを使う
もしかしたらこの方法が今一番お手軽なやり方かもしれません。大手キャリアが販売しているスマートフォンの最新機種の多くは、本体のみでハイレゾ音源をそのままのクオリティで再生することが可能になっていますから。
スマートフォン自体、まともに購入すると非常に高価な製品ですが、キャリアのサポートなどでかなり割安に入手されている方がほとんどでしょう。また、手に入れてしまえばあとは追加の投資がいりません。
お手元のお気に入りのヘッドフォンをつないで、恐らく最初からインストールされているはずのハイレゾ音源に対応する音楽プレイヤーアプリで、ハイレゾ音源を再生してやるだけです。
音源データは無料お試しのものを利用
ハイレゾ音源の無料サンプルをいくつかのサイトで提供してくれています。日本の有名どころの音楽のダウンロード販売サイトでもサンプルがあります。
最初のお試しでは、これらのサイトのデータを利用させてもらいましょう。
LOSS LESS
海外のオーディオの電源周りの機器を取り扱うサイトだと思います。
e-onkyo
ハイレゾ音源専門で音楽のダウンロード販売を行なっているe-onkyoです。
http://www.e-onkyo.com/music/album/sample02/
SONY
ハイレゾウォークマンを始め、広くハイレゾ音源対応を進めるソニーのものです。
http://helpguide.sony.net/high-res/sample1/v1/ja/
ダウンロードを行なう際には、出来れば光回線などの有線の回線を利用することをお勧めします。データのサイズがとても大きいので、スマートフォンなどで携帯回線経由のダウンロードを行なうと、ガッツリとパケットを食われてしまいます。
その次にお手軽なのはパソコン+USB DAC内蔵ヘッドフォンアンプ
パソコンをお持ちの方であれば、ハイレゾ対応スマートフォンを利用する次ぐらいにお手軽にハイレゾ音源を聴く方法は、USBコネクタに接続できる、ハイレゾ対応のUSB DAC機能内蔵のヘッドフォンアンプを利用する方法だと思います。
オーディオテクニカなど、本格的なオーディオメーカーの手がける定評のある製品が1万円程度から購入できます。これにお気に入りのヘッドフォンを接続するか、お手元のコンポに接続してスピーカーで音を出すといったことも出来ます。
今は音楽はパソコンに取り込んでしまってパソコンで管理するのが一番便利な扱い方だと思いますので、これを機にパソコンを便利な音楽プレイヤー化してしまうとか、既にそういった運用をされている方は音質のグレードアップを図る、なんてのもアリだと思います。
パソコンにハイレゾ音源に対応した音楽プレイヤーソフトをインストールする必要がありますが、Windowsパソコンであればド定番の「foobar2000」を使ったり、moraが提供しているMediaGoなども無償で利用可能です。
動作がちょっと重いと不評はあるのですが、MediaGoは最初から機能が全部入っていて日本語表示になっていますので、とりあえずインストールすれば利用可能という、お手軽さの点ではお勧めです。
お手頃な携帯音楽プレイヤーを使う
その次ぐらいに手に入れやすいのは、エントリークラスの携帯音楽プレイヤーを購入することかもしれません。定番のウォークマンだと25,000円程度から、その他のメーカーのエントリー機だと2万円を切るあたりから購入が出来ます。
これらのプレイヤーはハイレゾ音源専用といったことはありませんので、ハイレゾ音源以外の音楽データもいい音で聴くことが可能になります。
これらのプレイヤーにハイレゾ音源のデータを登録するには恐らくパソコンを使う必要がありますので、実はこちらもパソコンをお持ちの方限定のやり方になるかもしれません。