ハイレゾ非対応の機種でハイレゾ音源を聴いたらどうなるの?

2017年11月16日

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ハイレゾ音源をハイレゾ非対応機種で聞いた場合にどうなるかについては、パターンがいくつかあります。再生機器の方のハイレゾ対応の意味にも複数あって、パソコンなどでは音楽再生ソフト側の観点も出てきます。

それらパターンの中のいくつかを取り上げて、それぞれどうなるかを説明します。

イヤフォン・ヘッドフォン、スピーカーの場合

この中にはDAC部を搭載していないアンプも含めていいかもしれません。アナログ動作をする機器、と表現できる機器です。これらの機器ではデジタル部分のハイレゾ対応とは、ハイレゾ対応の意味が若干違います。

これらのアナログのみで動作する機器は、再生できる音の高低の範囲がハイレゾ機器と呼べる範囲までカバーできているかどうかが、ハイレゾ対応かどうかの切り分け点になります。

このため、入ってくる信号がハイレゾ音源からのものであっても、再生自体は普通に行えます。ハイレゾ非対応機種では、ほとんどの場合、高音側が再生しきれない、というだけの影響範囲になります。

ハイレゾ音源というと人間の耳に聞こえない高音までが再現できる、という部分のみが強調されがちな印象がありますが、実際にはその部分よりも重要なのは、普通に耳に聞こえる範囲の音がとても丁寧に描かれることの方です。

ですのでヘッドフォンやスピーカーなどは、音楽がしっかりと再生できる能力がある機種であれば、ハイレゾ対応、非対応はあまり気にかける必要がないと言うことが出来ます。

DACなどデジタルな処理が入る機器の場合

音楽データをアナログ信号に変換するDACなど、デジタルな動作を伴う機器がハイレゾ対応をしていない場合、入ってくる音楽のデータがハイレゾのものだったケースではきちんとアナログ信号に変換できないケースが多くなります。

このため、そのままダイレクトにハイレゾ音源のデータを入力しても、音が出てこないパターンがあります。

その代わりパソコンでは、DACの部分がハイレゾ音源に対応していなくても、ソフトウェアでその部分をカバーしてくれるケースがほとんどです。ハイレゾ音源本来の音質での再生は出来ませんが、ハイレゾ音源のデータをCDぐらいの品質に変換(ダウンコンバート、ダウンサンプリング)して、それを音源回路に送ってくれます。

これで音質こそハイレゾ音源本来のものではなくなりますが、再生は行えるようになります。

スマートフォンでもハードウェア側がハイレゾ音源に対応していなくても、CDの音質でハイレゾ音源の再生自体は可能になっている機種が多くなっています。

ハイレゾ音源のファイル形式に対応していない場合

これはアプリなどの問題の場合が多いですが、プレイヤー機器や音楽再生アプリが、ハイレゾ音源で使われることが多くなっているFLACなどの形式に対応しない場合があります。この場合には残念ながらハイレゾ音源の再生は行えません。

パソコンやスマートフォンなど、アプリを追加可能な機器であれば、ハイレゾ音源の形式に対応するアプリの追加で再生が可能になるケースが多いです。ですが携帯音楽プレイヤーなど、あとからアプリの追加や変更が行えない機種は、ほぼ対応はあきらめなくてはなりません。